奈良県吉野町
殿川小水力発電研究会
Small hydroelectric collegium of TONOGAWA
公式ページ
お願い
○ 殿川は小さく静かな集落です。視察に来られる場合は、事前に
「お問い合わせ」から管理人へご一報ください。
○当会は、吉野小水力利用推進協議会とは異なる団体です。
○本会は、殿川モデル 水車「健気くん」の著作権を放棄していません。
名称を使用したり、製作する際には事前にお知らせください。
研究会と殿川集落について
殿川集落
集会所(防災ハウス)
殿川小水力発電研究会メンバー
研究会設立の経緯詳細は、 をご参照ください。活動の記録は
殿川集落のこと
奈良県の吉野町にある「殿川」は10世帯が住む集落です。
戦後開拓地として、1947年(昭和22年)に開村しました。
山林を切り拓き、家を建て、田畑でいも・穀類を栽培していました。
やがて、果樹栽培が始まり、リンゴやモモ、ブドウ、ナシなどが収穫されるようになりました。
しかし、後継者不足から果樹は切られ、すぎ・ひのきが植林され今に至っています。
殿川集落で小水力発電をするということ
当地は標高500mの所にある山村です。街灯が少なく暗い夜道が続きます。
昨年亡くなった最高齢のおばあちゃんが、生前にこう話してくれました。
「何かの時に集会所へ避難してください、と言われても、道が暗いと危なくて歩けない・・・・。」
それを聞いた村の「若手」3人が、水車を回して夜道を照らそうと動き出しました。2012年の夏のことでした。それぞれができることと知恵を持ち寄り、時には新たに勉強しながら、その年の11月に水の力で自転車の車輪を回して市販のLEDライトを照らすことに成功しました!
その様子を見たおばあちゃんが「あかるいなぁ。これで安心や。」と言ってくれた言葉を、メンバーは一生忘れないことでしょう。